シューマン:交響的練習曲、ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲

気品ある絢爛さを感じさせるシューマン、多彩な音色のブラームス！

1984年ウクライナ生まれのアレクサンダー･ロマノフスキーは、11歳で演奏会デビュー。モスクワでマルガリウスに師事し、17歳でブゾーニ国際コンクールに優勝しました。2011年のチャイコフスキー国際コンクールでは4位に入賞するとともに、ラフマニノフの最も優れた演奏に贈られる「クライネフ賞」を受賞しています。このアルバムは2005年に録音されたロマノフスキーのデビュー・アルバム。作曲家マーラーが避暑地として過ごしたドッビアコ（ドイツ名：トブラッハ）のホールで録音され、どちらも高い技術と音楽性が必要とされる作品ながらデビュー盤とは思えない圧巻の演奏に思わずひきこまれます。