スクリャービン：交響曲第1番～第4番

内容

生誕150年。官能と神秘の響き、スクリャービンの代表的名盤とレア盤をラインナップ！

1872年ロシアに生まれた作曲家、ピアニスト、アレクサンドル・スクリャービン。モスクワ音楽院の同級生ラフマニノフよりもピアニストとして有望視されていたスクリャービンだが手首の故障で作曲家の道へ。ショパンの影響の色濃い後期ロマン派的な作風から出発し、独創的な作風へシフト。調性音楽から離脱した時期は、ドビュッシーが印象主義音楽を、シェーンベルクが表現主義音楽を確立した時期に重なり、現代音楽の先駆者のひとりとされる。ストラヴィンスキー、ベルク、シマノフスキらに影響を与えた。その後、ニーチェ哲学に心酔し、神智学に傾倒。神秘和音を特徴とする神秘主義的な独自の作風で知られる。
ピアノ・ソナタ全集と、指揮者としても交響曲全集を録音しているエキスパート、アシュケナージの録音や、名演の誉れ高いロベルト・シドンによるピアノ・ソナタ全集。インバルがフランクフルト放送響を振った交響曲集、鬼才ウゴルスキのピアノ・ソナタ集など、定盤とレア盤をラインナップ。