ローズマリーの霊感～詩的で超常的な調べ

「私はリストの霊から曲を授かった」――音楽霊媒ブラウン夫人が書きとったという大作曲家たちの「新作」！

夫に先立たれたロンドンの主婦のもとに、フランツ・リストをはじめとする大作曲家の霊たちが現れ、自分たちの「新作」を次々と彼女に口述筆記させた・・・にわかには信じがたいこの話は1960年代中頃から1980年代に実際にあったとされており、BBCはドキュメンタリー番組も制作しました。このアルバムは、ローズマリー・ブラウンがそれらの霊たちから授かったというピアノ作品を、名手ケイティン（前半）と彼女自身（後半）が演奏して録音したものです。2014年11月に彼女の自伝的エッセイが初邦訳されるのに合わせて、初めてCDとして発売します。

※ ローズマリー・ブラウンはこれらの作品の作者とみなされていますが、本人はそれらを音楽家の霊たちから受け取ったと主張していました。しかし霊が存在することや霊と人間の交流が可能であることは科学的に証明されているわけではないため、ここでは「～から霊感を得て書かれた」という意味の「inspired by～」という表記を用いました。