ライジング・グレース

ジャズだからこそ到達できた、アンサンブルの極致

1965年、オーストリア出身のギタリスト、ウォルフガング・ムースピール。名門バークリー音楽大学を卒業後ニューヨークに拠点を移すと、ストレート・アヘッドなジャズから、エレクトリック・ジャズ、ロック、フォークなど様々な音楽へ挑戦を続けてきた。2014年にドラムス＝ブライアン・ブレイド、ベース＝ラリー・グレナディアというアメリカのジャズ界が誇る俊英とのトリオ作でECMデビューを飾り、本作はこのトリオに、当代随一のピアニスト＝ブラッド・メルドーと天才の誉れ高いトランぺッター＝アンブローズ・アキンムシーレを迎えて制作。超一流ミュージシャンによる即興を交えた音の対話が、美しいアンサンブルを紡いでいく。