エラ　～ザ・ロスト・ベルリン・テープ

「マック・ザ・ナイフ」の伝説には続きがあった―。 ”ジャズの女王”がベルリンで行った完全未公開ライヴ音源！

【SHM-CD仕様】
●“ザ・ファースト・レディ・オブ・ソング”や“ジャズの女王”との異名を持つ、エラ・フィッツジェラルドの完全未公開ライヴ音源が発掘された。本作は1962年にベルリンで録音されたライヴ音源となり、これまで、ノーマン・グランツのプライベート・コレクションとして保管されていた。

●エラ・フィッツジェラルドとベルリンと言えば、1960年に録音され大ヒットを記録したグラミー賞受賞作品『マック・ザ・ナイフ～エラ・イン・ベルリン』（1999年には、アメリカのナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスとグラミー賞の殿堂入りを同時に果たしたモンスター・アルバム）が有名だが、エラはその後も1961年、1962年と立て続けにベルリンを訪れており、音源が公開されていないのは1962年の本アルバムの音源のみであった。（61年2月11日に録音されたライヴ音源は『エラ・リターンズ・トゥ・ベルリン』として91年にリリースされている。）ベルリン3部作の完結は、長年のジャズ・ファンの夢であり、ついに今回のリリースで、伝説が完結することとなる。本作も、過去の名音源と呼ばれるライヴ音源たちに並ぶ、全盛期の彼女のパワフルな声を聴くことができる貴重な音源となる。

●本アルバムには「マック・ザ・ナイフ」も収録されており、新しい熱狂を体験することができる。2年前の大ヒット作との聞き比べも楽しく、彼女のアーティストとしての成熟過程を知ることができる作品だ。