グッド・ガール・ゴーン・バッド+3

アイドル的なイメージからBADなイメージへと転換し、全米最高位2位を記録した3rdアルバム。

Badなクール・ディーヴァ。
ダイヤのように磨かれたティーン、リアーナ。
その輝きと危険なビートでダンス・フロアを魅了する。
3枚目となる今作で、リアーナが大きくイメージ・チェンジをして、新しいサウンドを作りたいとう向上心を持つことは、十代にして世界的ヒットを経験した彼女にとって必然的なことだ。この数年80's サウンドのサンプリングが流行りではあるが、そんな中で誰よりもヒップ・ホップやR&Bだけでない幅広いミュージック・フィールドから80'sのヴァイブスを吸収し、エッジーなアルバムを作り上げることができたのはリアーナ本人のセンスと、選ばれたプロデューサー陣のおかげであろう。アーバン・ミュージックをリードするティンバランド、そしてNe-Yoが書く歌を見事にデリバーするスターゲート、ウィル・アイ・アム、ジャスティン・ティンバーレイク、そしてスーパー・ヒット・シングル“アンブレラ”で衝撃をあたえたトリッキー・ステュワート。彼らの手にかかれば間違いない。もちろんリアーナ自信のヴォーカルのスキルは確実に上がった。特にNe-Yoとの曲“ヘイト・ザット・アイ・ラヴ・ユー”では二人の絶妙なデュエットを聴くことができる。シングル“アンブレラ”でも彼女のユニークな歌いまわしを聴くことができる。ミュージック・シーンだけでなくファッション・シーンでもリアーナの魅力は注目されている。'07年夏にはアメリカの化粧品ブランド『Cover Girl』の広告キャンペーンに起用が決定している事で更なる海外ファッション誌に露出されることは必至。ティーンエイジャーやOLといった幅広い層からの支持を受けていくことは確実だ。